第281回西区在宅ケア連絡会例会/札幌市医師会西区支部事例検討研修

西区地域包括ケアと地域医療構想

北海道医療センターは、札幌市全域・北海道をテリトリーとした政策医療（神経難病、精神科身体合併症、小児慢性疾患、結核）を担い、難病診療連携拠点病院でもあります。さらには災害医療の拠点（北海道災害医療拠点病院（DMAT配備）、札幌市災害時基幹病院）としての準備も日々行っています。

増築された西館に、2020年8月国立病院機構八雲病院の筋ジストロフィーと重症心身障がいの機能が移転しました。従来「神経筋疾患の呼吸リハビリテーションとマネジメントセンター」として国内外から評価されていますが、札幌移転により専門医療へのアクセスが抜群に良くなり期待を集めています。

筋ジストロフィー病棟は2階と3階に分かれ、それぞれ58床を有しています。長期療養のための生活の場として、専門的な医療ケアと身体機能の低下に応じた生活介護を提供しています。

重症心身障がい病棟（西4病棟）には、重度の知的障がいおよび重度の肢体不自由が重複した重度の障がい児（者）が生活しています。医学的管理下で長期療養のQOLを支える専門性の高いケアや教育面の取り組みが行われています。

西区における地域包括ケアと地域医療構想について、西区支部と西区在宅ケア連絡会は共に検討を重ねて来ました、今回は国立病院機構北海道医療センターの長尾雅悦院長に病院の機能と地域連携についてご講演いただきます。西区支部の皆様、多職種の皆様の積極的な参加を呼びかけます。