一般社団法人札幌歯科医師会 北海道在宅歯科医療連携室整備事業 歯・口腔に関わる在宅療養支援サポート研修会のご案内
札幌歯科医師会では、北海道在宅歯科医療連携室事業の実施に伴い、地域包括ケアシステムの 構築や地域支援事業への参画を推進しております。地域包括ケアの推進に係る医療介護の連携には、医療従事者や介護従事者とともに共通認識を持つための研修会の充実が必須とされていることを踏まえ、この度歯科職種を始め、医療・介護従事者などを対象とした研修会を開催することと致しました。 長年、認知症と口腔の関係や歯科診療について、そして食支援にも携わっている枝広先生の講演を拝聴する絶好の機会です。 皆様のご参加をお待ちしております。
- 日 時:令和7年10月20日(月) 午後7時~
- 形式・定員:WEB併用(ハイブリッド形式:①会場参加 100名+②WEB 450名)
- 会場参加:札幌歯科医師会館 5階講堂 札幌市中央区南7条西10丁目
- WEB:札幌歯科医師会館から研修会内容をZOOMウェビナーで配信
- 対 象:歯科医師・歯科衛生士を含めた医療・介護従事者
- 演 題:「認知症の人の“楽しく美味しく安全に食べる”を支援しよう」
- 講 師:地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所
自立促進と精神保健研究チーム 認知症と精神保健研究室 歯科医師/専門副部長 枝広 あや子 先生 - 締 切:令和7年10月6日(月)
- 申し込み:
- 研修会概要:認知症は高齢になることにより高率に発症するCommon Diseaseであり、高齢化に伴い推定有病率も増加すると報告されています。認知症の人やその家族の視点を重視してDementia Friendly Communityを実現するため、本人の望む生活をかなえる様々な取り組みが求められています。認知機能低下が徐々に進み、社会とのかかわりが薄れている認知症の人にとって、最後まで残る一 番の楽しみは食です。できる限りの口腔の健康を保ち、本人が望むなら、誤嚥性肺炎リスクに配慮し本人の機能にあわせた食べ方で、好きなものを経口摂取することは、生活の質を保ちます。 そして清潔で潤った口腔で、少しでもコミュニケーションがとれることは、本人と社会とのつながりを維持します。これらは、一人の人間が健やかに自分らしく人生を送るPrimary health care のひとつであり、基本的人権です。講演では、みなさんも一緒に考えてみませんか。
- 詳 細:https://sasshi.jp/info/article-9203
- リーフレット:リーフレット